金曜日にクラスでLAにあるKodakとFotokemに見学に行った。
Kodakはフィルムの会社で、いろいろな種類のフィルムの違いについてのDVDを見せてもらった。でも、それは先学期もクラスで見たもので、ブラッシュアップになってよかったかも。
例えば、フィルムによって色がどんな風に違うのかとか。
ほんの小さな違いだけど、そこまでこだわることがプロフェッショナルなんだ、と思った。目で見えるものが情報の大多数を占めるわけで、だからここまでちゃんとこだわらなければいけなくて、そのことを忘れないようにしないと。と思った。
そのあと、pink'sで有名なホットドッグを食べて、映像関係のストアを見に行って、いろんな機材を見てきた。
午後はFotokemに行った。ここは現像する会社で、凄くためになることがたくさんあった。
フィルムがどうやって現像されていくのか、だけでなく、その手順を変えることでまた仕上がりが違ってくることとか。メメントを例に挙げて、時間軸を現像する時点で変えていくこととか。映像の質感を変えることでまた見る人に与える印象を変える。例えば、ホラーのときは映像に青みをかけるとか、ロマンティックなシーンのときは赤を多くするとか、そういったことを現像の時点ですることとか。
そういった指示を現像する時点でスペシャリストと話しながらできるわけだけど、1フィート当たり1ドルとられるわけで、学生には縁のない話だけど、後のためにはなった。
一番驚いたことが、ここのラボは映画だけではなく、テレビドラマの現像もしていること。Desperate HousewivesやLOSTといったドラマの現像もしていること。それを聞いたときにわかったことがあった。
アメリカのドラマを見た時、日本のそれとの全体の絵のトーンの違いがあって、アメリカのは黄みがかかった、映画に近いイメージだけど、日本(日本に限らず、韓国、中国もそうだけれど)のドラマって白っぽい。
この違いはなんだろう。ってずーっと思っていたけれど、それはこっちのドラマもフィルムを使っているからだ。日本のドラマがどのメディアを使っているのかは詳しくはわからないけど、フィルムではないだろう。
だから照明に違いが出て、イメージも違ってくる。そういう結果に行き着いた。でも、それは私の勝手な想像で、韓国系アメリカ人の友達にも聞いてみたけれども、彼女も納得してくれた。
Fotokemのツアーが終わって、ロビーで休んでいたらガイドをしてくれたJoeyがいたので、そのことを聞いてみた。彼はアジアのテレビ局の状況は知らないけれど、こっちのドラマはフィルムを使っていて、それの現像は時間との戦いらしい。
日本のドラマの質感が白っぽいのはフィルムを使っていないからなのかはわからないけれど、Fotokemみたいな現像するところは日本にあるのか気になる。
私は日本のスタイルで育ってきたから、白っぽい映像が当然だと思っていたけれども、こっちで映像を学ぶにつれてもっと質感にこだわらないと。と思うようになった。
アジア映画、例えば、少林サッカーとか、忍(これはトレーラーのみだけど)とかの映像も結構クリアーで、この流れを引いている感じがした。
もちろんいくつかの映画は質感に相当こだわったものもあって、ミレニアムマンボやブエノスアイレスなんかはアジア独特の湿った重い感じが出ていたけれど、日本の映画はどうなんだろう。
今回の見学で、得るものはたくさんあって、その中でも映像の質感の重要さに気付くことが出来た。
フィルムのチョイスによっての違い、現像によっての違い。忘れないようにしなくちゃ。
【2006/04/23 10:50】
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